bestronggg’s diary

視神経脊髄炎と闘病中の一児のママです。

妊娠発覚と再発

 

 

私たち夫婦は、不妊治療の末に子供を授かりました。

 

妊娠したとわかった時、涙が溢れてとても嬉しかったことを覚えています。

 

しかし、妊娠発覚してから1週間後に左脚が動かなくなりました。

そして、おしっこしたいという感覚が分かりにくくなりました。

 

 

すぐに受診しました。

 

妊娠中なので、パルス療法は出来ず。

血漿交換療法をすることに。

 

血漿交換療法は入院しながら行う治療なので、すぐに入院手続きをしましたがベットが満床だったので数日待って欲しいと言われたのです。

 

内服のステロイドは20mgで開始となりました。

 

 

しかし、入院日まで症状は悪化してしまい、杖がなければ歩行できなくなりました。

 

つわりは酷いし歩けないしで、最悪の妊娠生活だったなと振り返って思います。

 

 

入院後はすぐに血漿交換療法が開始となりました。

ポートを作るかと思ったのですが作らず、血管から血を出して新しい血漿を注入します。

針はおそらく18Gほどの太い針を腕の血管に毎回2箇所刺されました。

 

ペンレスという麻酔のシールを2時間ほど前に貼るのですが、シールを貼っていなかった場所に針を刺された時は痛みで泣きそうになりました。。

 

 

数回治療をすると、排尿障害や感覚異常は改善しました。

 

しかし、脚は変わらず上手く動かせず。

 

 

今回ひどかったのはステロイドの副作用とマタニティブルーが重なり、精神状態が最悪でした。

 

 

涙が勝手に溢れてくる、自分が無価値に思えてくる。。

 

 

同室の人たちのいびきや咳がうるさく夜は眠れなかったです。

 

 

 

 

看護師さんに泣きながら退院したいと話しました。

 

医師と相談し,治療が終わり次第すぐに退院することになりました。

 

精神状態も悪いので,ステロイドは5mg減らして15mgに。

 

退院する頃は筋力がかなり低下していたので、ふらふらでした。

 

 

勤務していた仕事は、3ヶ月ほど傷病休暇となりました。

その後は部署を変え、事務職で勤務しました。

 

会社が気を利かせてくれたのでとてもありがたかったです。

 

 

時折妊娠している幸福感を感じましたが、どんどん大きくなるお腹と眠れない日々に疲れ切っていました。

 

出産は普通分娩は出来ないかもしれないと主治医に言われました。

 

排尿・排便障害が出ていたため、上手く踏ん張ることができませんでした。

 

婦人科医と話し合い、帝王切開で産む予定になりました。

 

また、普通の脊髄麻酔をすると副作用が出た場合に再発かどうかの区別がつかなくなるので、

全身麻酔での出産となりました。

 

 

 

生まれてくれた時は、痛みと嬉しさで泣きました。